「うーん、なんか喉がイガイガする・・・風邪かしら?」風邪の引き始めには誰もが少し体調に違和感を感じるのではないでしょうか。
風邪を引いてしまうと、学校や仕事を休む必要があるのはもちろんですが家事なども滞ってしまいます。ひどい症状になる前に、しっかりと初期段階で対処しておくと安心ですよね。
今回は風邪の引き始めに気を付けたいことや自宅でできる対処法、また風邪を引いたときにおすすめの食事などについて紹介していきます。
風邪
風邪とは
「風邪」とは病名ではなく、鼻やのどといった上気道の急性の炎症の呼び名です。風邪の多くは命に別状はなく、数日~1週間ほどで治り、のどの痛みや鼻水、咳や鼻水などの症状を伴います。
風邪の原因
風邪の原因はウイルスなどの微生物です。体が健康な状態の場合、器官や肺などの呼吸器官は空気中のウィルスや細菌などの微生物を取り込まないよう防御機能が働いています。
しかし、何らかの原因で体の免疫力が低くなっている場合に、ウイルスの増殖が進み「風邪を引いた」という状態になります。
ウイルスにも色々な種類があり、風邪を引いている時は複数のウイルスに感染していることもあります。
また、ウイルスは空気が乾燥したところで蔓延する傾向にあります。加湿器を使うなど、部屋の湿度管理にも気を配りましょう。
インフルエンザとの違いは?
インフルエンザ(流行性感冒)は症状こそ風邪と似ていますが、場合によっては重篤となりえます。風邪とは別扱いの病気とされています。
かぜ | インフルエンザ | |
発症時期 | 1年を通して散発的 | 冬季に流行 |
おもな症状 | 上気道症状 | 全身症状 |
発熱 | 通常は微熱(37℃~38℃) | 高熱(38℃以上) |
症状の進行 | 緩やか | 急激 |
おもな症状 |
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原因となるウイルス | ライノウイルス、アデノウイルスなど | インフルエンザウイルス |
風邪とインフルエンザにはこのような違いがあります。インフルエンザウイルスは風邪のウイルスとは異なり、肺炎などの合併症を引き起こす可能性もあります。
風邪の症状に加えて、高熱や関節痛・筋肉痛の症状があらわれた場合は、すみやかに医療機関を受診することが大事です。
風邪の初期症状・症状が出るしくみ
ウイルスは手、鼻や口内、のどに付着します。ウイルスの付着した手で目のをこするなどで、粘膜にウイルスがつく場合もあります。付着した粘膜でウイルスが増加すると、粘膜に傷がつき、鼻水やのどの痛みなどの症状が出ます。
初期症状
ウイルスがさらに増えると、体はウイルスを退治しようと発熱します。ウイルスは熱に弱いという特徴があり、体は自然とウイルスと闘うために体温を上昇させるわけです。 風邪が進むと? 発熱や頭痛 ウイルスが体内に入り、異変が起こっていると知らせるために発熱や頭痛が起こります。全身症状として、寒気やだるさ、また食欲不振などの症状もあります。 せき・のどの痛みなどの呼吸器症状 せき・たん・のどの痛み・鼻づまり・鼻水などの症状がでます。咳やたんは異物を外へ出そうとする体の仕組みにより起こります。 二次感染に注意 以上のような症状がある場合はすみやかに医療機関を受診する必要があります。 風邪を引いてもすぐ治る人、こじらせて長引く人がいます。この両者の違いはどこにあるのでしょうか。 風邪を引きにくい、またすぐ治るという人は普段から規則正しい生活、十分な睡眠、そしてバランスの取れた食事を行っている人が多いようです。 風邪を引いたら長引きやすい、という人は下記の項目をチェックしてみましょう。 上記に当てはまる場合は生活を見直すことを検討しましょう。上記項目は、体に大きな負担がかかるため風邪を長引かせる原因となっているかもしれません。 「風邪かな?」と思ったら気を付けたいことをリストアップしました。初期症状のうちに対処をすることで、風邪の引き始めの段階で悪化することを食い止めることができるかもしれません。 手洗いとうがいをしっかり 手洗いとうがいは風邪を引いていなくても毎日しっかりと行いたいものです。ウイルスの二次感染による風邪の重症化を防ぐため、風邪を引いてしまったあとでも継続して行いましょう。 良質な睡眠を十分とる 安静にしてゆっくりと休養することが大切です。寒気がある場合は湯たんぽなども利用して体をあたたかくしましょう。いつもより長く、十分な睡眠時間を確保することは風邪を治す第一歩です。 水分補給をする 風邪による発熱だけではありませんが、体が発熱した状態にあると、水分が体内からどんどん失われていきます。最悪の場合は脱水症状を引き起こす場合も。脱水症状も免疫力の低下につながり、風邪を長引かせる原因となってしまいます。 スポーツドリンクや経口補水液、室温の水など自分が飲みやすい飲み物を選びましょう。 体を温める 風邪のサインでもある「悪寒」。これは熱が上がる前の症状です。 ポイント 大きな欠陥が集まっている「手首・首・足首」を温めると効率的に体温が上がります。 「3つの首」を温める、と覚えておきましょう。 風邪の初期症状の段階で体を温めると、免疫力が高まります。 体を温める方法 ・お風呂や足湯(湯ざめや高温の湯には注意) ・使い捨てカイロ ・靴下やマフラー、帽子などを着用する ・湯たんぽ ・温かい食べ物や飲み物 消化の良い食事を心がける 風邪を引いたときに、食欲がないという人もいると思います。バランスの取れた食事は大事ですが、無理に食べる必要はありません。 食欲がある場合は、消化の良い食事をこころがけましょう。冷たいものはなるべく避け、温かいものを摂取するよう心がけるとよいでしょう。 食べ物を消化・吸収することは、とてもエネルギーを使います。消化の良いものを、食べれる範囲でとりましょう。コンビニでも購入できるおすすめの食事を紹介します。 おすすめ 風邪を引いたかな?と思ったときに知っておきたい対処法やおすすめの食事などをみてきました。 風邪を引かないために このような事は毎日気を付けておきたいものです。 日ごろから規則正しい生活をおくり、しっかりと睡眠をとることでなるべく風邪が長引かないような体づくりを心がけましょう。
風邪の種類
風邪が長引く人
風邪の引き始めに気を付けたいこと
風邪におすすめの食事
まとめ