オンライン会議にも!グラフィックレコーディングとは?

グラフィックレコーディングなんだか噛み合わないオンライン会議や、方向性がわからず長引いてしまう会議にお悩みの方は多いのではないでしょうか?そんな時、活用できるのが「グラフィックレコーディング」という手法です。
グラフィックレコーディングとは、会議や講演の内容を、絵や図形を用いてリアルタイムに記録していき、議論を盛り上げる方法です。近年、専門書が出版されるなど、注目されてきています。今回は、グラフィックレコーディングのメリットや基本のやり方をご紹介します。

オンライン会議にも!グラフィックレコーディングとは?

会議を活性化!グラフィックレコーディングとは?

図(グラフィック)を用いて記録(レコーディング)する方法
グラフィックレコーディング(以下:グラレコ)とは、話し合いや講演の内容を図や絵を用いて表現する記録方法です。1970年頃から主にアメリカで使われていた手法で、近年、日本でも行う人や導入する企業が増えてきています。グラレコに関する書籍も多数発行されているのです。

図解することで、会話の全体像が把握しやすく、会話が盛り上がったり、話題が迷子になることを防げるメリットがあります。

グラフィックレコーディングが使われる場面

グラレコは元々、会議や講演会など、長時間にわたって話が繰り広げられる場で使われてきました。最近ではそういったリアルの場に加えて、オンライン会議でも利用されることが増えています。
意思疎通の難しいオンラインでも、図を使えば共通の認識が生まれやすく、発言が促される場合もあるようです。

普通のメモや議事録との違いは?

文字での記入がメインであるメモや議事録とは異なり、グラレコでは図や絵をメインに作っていきます。
文字メインの記録は、数字や発言を正確に残すことができます。それに対してグラレコでは、話題のイメージや方向性、発言者の感情など、言葉では表現しづらい部分も直感的にわかりやすいという特徴があります。

グラフィックレコーディングで得られる効果

コミュニケーションが活性化する

グラレコを使用すると、コミュニケーションが取りやすいです。例えば、ある事業の売上を報告する際、たくさんの文章で伝えるよりもグラフやチャートを使う方が分かりやすいですよね。伝えたい内容が伝わりやすいので、相手も意見を言いやすくなり、より良いやり取りができます。
また、言葉の壁がある海外の方ともやり取りしやすくなります



考える力がつく

グラレコでは、話をテキストに書き写す場合と異なり、自分で内容を噛み砕いて図にする必要があります。また、重要な部分を把握し続けることが求められるため、思考力や想像力がつきます。
難しさもありますが、より能動的に話を聞こうと意識するので、内容が頭に入りやすいです。

アウトプット力が上がる

会議の場でグラレコを用いる場合、人に伝わりやすい表現を工夫する必要があります。そのため、アウトプット力が鍛えられます。
自分のグラレコを見た人から感想や意見を聞くこともできるので、やればやるほど上達していきますよ!そうして培われたアウトプット力は、グラレコだけでなく、文字による発信やプレゼンテーションにも活かせます。グラレコ

グラフィックレコーディングの簡単なやり方

聞く→描く→共有を繰り返す

会議や講演の内容を聞き、図で描き、周囲に共有する、という流れをこまめに繰り返すのが一般的な方法です。
正確にレコーディングするには、聞き入りすぎることも、描くことに集中しすぎることも良くありません。リアルタイムで描いていくことがポイントです。
絵を描く道具としては、ホワイトボードやiPadなどのタブレットがおすすめです。間違えてしまってもスピーディーに消せますし、紙よりも周囲に共有しやすいです。

簡単な図でOK!

グラレコでは、精巧な絵を描く必要はありません。グラレコで大切なことは、他の人に伝わりやすいことです。そのため、繊細なタッチの絵は場合によってはわかりづらくなってしまう可能性があります。
イメージはアプリやネットでよく目にするアイコン。人間を描く場合も、棒人間のようなタッチでOKです。シンプルさが重要なので、絵が苦手な人も取り組みやすいです。

使うのは2色程度にし、シンプルに

使用する色は2色程度に抑えるようにしましょう。図をなるべくシンプルにするのと同じ考え方ですが、たくさんの色を使ってしまうと、どこが重要かわかりづらくなります。
筆者のおすすめは、会議や講演ごとに、テーマカラーを一つ決めておくことです。基本的には黒色や灰色で図や文字を記録し、重要な部分にテーマカラーをつけると統一感が出て見やすいです。グラレコ

まとめ

オンライン会議でも活用できるグラフィックレコーディング(グラレコ)をご紹介しました。シンプルな描画で十分ですので、「絵を描くのなんて無理!」という人も一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

グラレコが気になったら、まずは好きなラジオや情報番組などを記録して練習するのもおすすめです。慣れないうちは話を聞きながら絵を描くのはとても難しいですが、メリットはたくさんあります。きっと自分の思考力や、組織におけるコミュニケーションの活性化につながりますよ!



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