「カードローン」を利用してみたい!でも安全に利用できるの?
「今月給料日まで後少しなのに突然の出費が必要に」「生活費が足りない」
このようなシチュエーションにカードローンは便利です。
カードローンを使ってみたいけれど、カードローンとはそもそもどのようなものか知ってから利用したいですよね。
キホンを解説!
そもそもカードローンとは?
カードローンとは、銀行や消費者金融などの金融機関から「無担保・無保証人」でお金を借りることができるローン商品です。
手続きが比較的簡単で、手軽にスピーディーに融資を受けることができるのが特徴です。
無担保・無保証人でOKのワケ
カードローンは無担保・無保証人でお金を借り入れることができるのはどうしてなのでしょうか。
無担保
お金を借りる、という場合お金を貸してくれる人に担保(家や車など)を預けるのが一般的です。借りたお金を返せなくなった場合、家や車などの担保はお金を貸した側のものになります。
カードローンの場合、利用者の稼ぎである給料を信用としてお金を貸すシステムとなっています。この考えは対人信用と言われています。
無保証人
保証人とは、お金を借りた人が返済できなくなったときに返済義務を負う人を指します。カードローンの場合、保証人は一般的に必要ありません。
3種類のカードローン
カードローンには3種類あります。
消費者金融カードローン
消費者金融カードローンは、消費者金融が提供するカードローンです。大手消費者金融には、アコムやプロミスなどがあります。
消費者金融の最大のメリットはスピーディーな審査です。最短30分で審査結果が出る場合もあり、即日融資も可能です。
デメリットは金利が高めの設定となっているということです。
【上限金利 年率18%程】
銀行カードローン
銀行カードローンは、銀行が発行するカードローンです。大手銀行だけではなく、地方銀行でも発行しています。
銀行が発行するので、利用者も安心感があるのではないでしょうか。また、利用限度額が他貸主と比較すると高めの設定となっています。
銀行カードローンは即日融資に対応していません。審査結果の通知は最短でも翌営業日になりますので、急いでカードローンを利用したい方にはデメリットとなります。
銀行カードローンの金利は消費者金融カードローンよりは少し低めの設定です。
【上限金利 年率15%程】
信販カードローン
信販カードローンは、信販会社が扱うカードローンです。オリコカードやJCBカードなどが例に挙げられます。
特典やキャンペーンが充実しているのがメリットです。
信販カードローンも銀行カードローンと同じく、即日融資には対応していません。また、審査までに時間がかかる傾向にあります。
カードローン利用者を守る法律
カードローンを利用する際には総量規制という法律が関わってきます。
総量規制
総量規制は、借りすぎ・貸しすぎを防止する貸金業法です。具体的には、「貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は新たな借入はできない」という法律です。
複数の貸金業者から借り入れを行っている場合は、合計借入金額残高で判断されます。
年収300万円の場合、借入可能総額は「300万円x1/3=100万円」
最大100万円まで借りることが可能です。
貸金業者A社からの借入残高60万円、貸金業者B社からの借入残高40万円。
A社B社合計借入金額残高が100万円のため、新規借り入れは不可能。
総量規制の他にも、金利も上限金利が法律で設定されています。
カードローン 5つのメリット
1 無担保・無保証人
カードローンは、無担保・無保証人で利用することができます。
借り入れのための保証人探しや、担保を用意する必要がありません。
2 スピーディーな融資
カードローンは他のローン商品と比較すると、融資がスピーディーに行われる傾向にあります。
消費者金融の場合は、審査が最短30分で行われ、即日融資も可能です。
3 限度額の枠内なら何度でもOK!
カードローンは借入枠(契約額)を設定する契約です。そのため、契約額の枠内であれば、審査無しで何度でも借り入れができます。
目的別ローンやフリーローンの場合、ひとつの契約につき借り入れは一度だけという証書貸付の形態です。つまり、追加のお金が必要になった場合、もう一度審査を受ける必要が出てきます。また1からやりなおし、となるわけです。
4 使いみちが自由
カードローンは原則として使いみちは自由です。※事業資金のための借り入れは不可
目的別ローンの場合は、オートローンは車関連のみ、住宅ローンは住宅関連のみと使いみちが限定されています。
実際にカードローンはどのようなことに使われているの?
カードローンの利用目的には
娯楽・交際費
生活費
車関連
旅行
事故や入院の費用
などがあります。
5 コンビニATMが使える
カードローンで融資を受けると、ローンカードが発行されます。
ローンカードは全国のコンビニATMで利用、借り入れ・返済も行うことができ非常に便利です。
カードローンのデメリットと注意点
カードローンのデメリット
返済が長引くと利息がかさむ
契約しているだけでほかローンなどの審査に影響してしまう
金利が高い
返済が長引くと利息がかさむ
カードローンは返済期間が長くなるとそのぶん利息がかさんできます。
借りたらできるだけ早く返済する、返済可能金額だけ借り入れることも重要です。
他ローンの審査に影響
カードローンを利用している場合、他ローンの審査に影響が出ることがあります。全額返済した後でも、高額の利用枠が残っていると住宅ローンに申し込んだときに審査に通らないこともあります。
住宅ローンを組みたいと考えている場合は、不要なカードローンは解約しておきましょう。
注意点
借りすぎに注意
カードローンは気軽・スピーディーに借りることができます。そのため、借りすぎてしまうことも。
さきほども紹介した総量規制など、過剰な借り入れをを防ぐための対策は色々とあります。個人の借りすぎを防ぐための貸付自粛制度という制度もその一つです。
まとめ
カードローンは銀行、消費者金融などが扱っているローン商品です。スピーディーな融資、借りたお金の利用自由度が高く、正しく使えばとても便利です。
カードローンの利用を考える際には、メリット・デメリットを知り、自分の返済能力に見合った金額を借り入れるようにしましょう。