健康的な食事に欠かせない野菜やきのこなどの食材。安いときにまとめて買ったり、お料理で使い切れず余ったりすることがあると思います。美味しく保存するなら冷凍保存がおすすめ。保存の際に下処理をしていることで、お料理を作る時に時短にもなります。
今回は家庭料理でよく使う野「菜ときのこの保存方法」をご紹介していきます。正しく冷凍保存して健康的な食事を楽しみましょう。
冷凍保存で食材長持ち
冷凍保存の準備
まず冷凍保存する際に必要なものを揃えましょう。
用意するもの
アルミ製のバットはなくても保存できますが、バットにのせて保存することで急速冷凍することができるためより美味しさを保つことができます。 食材の水分をきれいに拭き取ることも美味しく保存するポイントです。清潔なキッチンペーパーで拭き取りましょう。 ラップとフリーザーバックは形状や量によって使い分けましょう。 小松菜・ほうれん草 保存方法 料理の用途に合わせて大きめや小さめのざく切りにします。 <火を通す場合> 1分程度さっと茹で、水分をしっかりと絞り使いやすい分量に分けラップで包みます。 <そのままの場合> 火を通さずに生のまま保存することも可能です。その場合は洗って汚れをとりましょう。しっかり水分が切れてからフリーザーバックに入れます。なるべくフリーザーバックが平らになるようにしましょう。 使用方法 火を通して保存していたものはレンジで解凍し使用します。解凍して水分を絞りおひたしなどにできます。 生で保存していたものは解凍せずそのまま料理に使うことができます。スープや味噌汁のお鍋に冷凍のまま入れます。 栄養価 火を通して冷凍保存する方法も紹介しましたが、茹でることで栄養価は流れてしまうため下茹でせず冷凍保存をする方がさらに栄養価は高いまま保存できるのでおすすめです。 たまねぎ 保存方法 たまねぎも加熱して使う場合は冷凍保存しておくことをおすすめします。 みじん切りやスライス、薄切りなどに切り小分けにしてラップに包むか、フリーザーバックに入れましょう。たまねぎの場合はほかにも保存方法があります。 <丸ごと保存> 皮を剥いてラップで包む、もしくはフリーザーバックに入れて保存します。 <炒めて保存> みじん切りにして飴色になるまで炒めて粗熱をとり保存する方法もあります。 使用方法 生のまま切って保存した場合はそのまま加熱して料理に使うことができます。丸ごと保存したものはすりおろして使用します。炒めて保存したものはレンジで半解凍し使います。冷凍保存したたまねぎは水分が減っているため火が通りやすく時短にもなります。 栄養価 栄養価に変化はありません。たまねぎに含まれる硫化アリルは切ったりすることで効果が高くなるので、切ったらすぐ保存しましょう。 硫化アリルって? ネギ類、ニラ、ニンニクなど共通した匂いがありますよね。その正体が硫化アリルという成分です。硫化アリルには このような特徴があります。 大根 保存方法 いちょう切り、短冊切り、輪切り、おろしなど用途に合わせた切り方で保存できます。 皮をむき、水分はふきとりラップやフリーザーバックに入れましょう。醤油などの合わせ調味料をフリーザーバックに入れて保存する方法もあります。 使用方法 そのまま煮物や味噌汁などに使うことができます。おろしは冷蔵庫で自然解凍をすると使いやすいです。調味料につけて保存した場合はそのまま火をいれて煮物にすることができます。冷凍することで味が染みやすくなり時短にもなります。 冷凍保存後の栄養価 栄養価に変化はありません。切ったり、おろしたら早めに保存しましょう。 トマト 保存方法 丸ごと保存する場合はヘタの部分を包丁でくり抜きます。へたを取るだけでは雑菌が繁殖しやすいため必ずへたの部分はくり抜いておきましょう。 ざく切りにしてフリーザーバックに入れて保存もできます。 使用方法 丸ごと保存した場合はすりおろしてソースなどに使います。ざく切りにした場合も解凍せず炒め物、スープなどに使うことができます。凍ったまま流水をあてると皮をむくことができるため離乳食を作る際などにも便利です。 栄養価 冷凍することで細胞膜が壊れ、栄養成分や旨味が出やすくなります。 きのこ類 保存方法 きのこ類は水洗いの必要はありません。ゴミなど気になるものは取り除き軸や石づきを取り使いやすい大きさに切ります。 そのままフリーザーバックに入れます。 使用方法 解凍せずそのまま料理に使えます。解凍すると水っぽくなったりするため冷凍のまま炒め物やスープに入れて使いましょう。 栄養価 きのこ類は冷凍保存することで栄養価が増します。買ってきてそのまま使わず、冷凍保存をしてから使うほうが良いとさえ言われています。 さらに旨味も冷凍保存することで増すためきのこ類は是非、冷凍保存してから使ってみましょう。 冷凍保存するために以下のことに気を付けましょう。
この5つを守ることで、美味しく失敗することなく保存することができます。 すべての野菜は日が経つごとに栄養価や旨味、風味は減っていきます。買ってきた日に食べきれない分は早めに下処理をして冷凍保存をしましょう。 正しく保存して無駄なく美味しく食べきりましょう。
よく使う野菜の保存方法
野菜冷凍保存の注意点5つ
まとめ