加湿器を効果的に使おう!加湿器のタイプ、選び方、お掃除の仕方まで紹介

寒い季節になると気温の低下とともに湿度も下がり、肌や喉、鼻の中の粘膜などが乾燥しがちに。加湿器を使うことで、最適な湿度を保ち、風邪や肌トラブルを予防することができます。またウイルス対策としても期待でき、飛沫の拡散が50%減になる場合も。エアコンと併用したい加湿器ですが、種類も色々とありどれを選んだら良いのかという疑問を持つ人もいるのではないでしょうか。本コラムでは、数多くある加湿器の種類、自分に合った加湿器の選び方や購入後のお手入れの仕方などを紹介します。

 

加湿器を使おう

なぜ乾燥するとよくない?

そもそもなぜ乾燥するとよくないのでしょうか。

普段皮脂や汗が体の表面の肌を守ってくれており、肌の乾燥を抑えてくれています。しかし寒い季節になると新陳代謝がさがり、皮脂や汗が出づらくなる、肌が乾燥るなどにより皮膚トラブルの原因となります。

また、喉や鼻は息を吸うことで空気中の湿気を取り込んで口内や鼻腔の湿度を保っています。空気中にあるウイルスや菌は湿度が高ければ水分を含み重さで下へ落ちていきますが湿度が低いと空気中に漂ったまま。呼吸をすることで空気中のウイルスや菌が口や鼻の中に入り、風邪などを引き起こすことになります。

乾燥しているとウイルスや菌にとっては生きやすく、好都合というわけね。

 

最適な室温と湿度は?

冬場の室温は18~22度。湿度は55~60%、環境省は室温20度を推進しています。

 

 

加湿器を使うメリット・デメリット

 

メリット

  • 肌トラブルの防止
  • 喉や鼻の中の粘膜を保護する
  • ウイルスや菌を不活性化させる

加湿器を使うことで、肌が潤い、肌の乾燥トラブルを極力抑える事ができます。

 

デメリット

  • タイプによってまめなお手入れが必要
  • 過加湿はカビが発生する

湿度が70~80%以上の場合は「過加湿」となり、室内にカビが発生してしまう場合があります。カビはアレルギー症状を引き起こす原因にもなりますので、過加湿には要注意です。

 

加湿器の正しい使い方

正しい使い方を知ることで、さらに加湿器を効果的に利用することができます。

 

置き場所

加湿器は部屋の中央に置き、部屋全体に行き渡るようにします。この時近くに家電製品などは置かないようにしましょう。

とくにスチーム式や超音波式は蒸気が発生するため注意が必要です。

 

暖房を切ったら加湿器もOFF

夜寝る時など暖房を止めた場合は加湿器も止めましょう。温度が低くなると湿度は高くなり、加湿のし過ぎはカビの原因にもなります。

 

水はこまめに替える

タンクの水は残っていても毎日新しく交換し、必ず水道水を使いましょう水道水には塩素が含まれており、その塩素で雑菌を防ぐことが期待できるためです。

どのタイプの加湿器を使用する場合も水道水で加湿しましょう。

 

 

加湿器の選び方は?

湿度を適度に保つために、加湿器は必須と言えます。加湿器には4タイプあり、それぞれにメリットデメリットがあります。

気化式

水を含んだフィルターに風を送り蒸発させます。濡れたタオルに風をあてて乾かすイメージ。

  • メリット:送風のみなので吹き出し口が熱くならない。消費電力が少ない
  • デメリット:加湿に時間がかかる。部屋が冷える。フィルターの手入れが必要。

 

スチーム式

水をヒーターで加熱し水蒸気に変えます。やかんでお湯を沸かし蒸気を出すイメージ。

  • メリット:水を沸騰させることで衛生的に加湿できる。加湿力が高い
  • デメリット:吹き出し口が熱くなるタイプのものがある。消費電力が大きくなる。

 

超音波式

水に超音波を当てて霧状の微粒子を放出します。霧吹きでミストを出すイメージ。

  • メリット:低価格でコンパクトなものが多い。すぐに蒸気がでてくる。
  • デメリット:水を加熱しないため雑菌などが発生しやすい。水の粒が大きいため床や壁、家具などが濡れやすい。

 

ハイブリッド式

ハイブリッド式には2種類あります。

 

フィルターに送る風をヒーターで加熱し加湿するタイプ

気化式とスチーム式の良いところを合わせて、フィルターに送る風をヒーターで加熱し加湿します。濡れたタオルを温風で乾かすイメージ。

  • メリット:気化式よりも早く加湿でき、スチーム式よりも消費電力は抑えられる
  • デメリット:フィルターの手入れが必要。

 

ヒーターで加熱した水を超音波で霧状の微粒子を放出し加湿するタイプ

スチーム式と超音波式を合わせたタイプで、ヒーターで加熱した水を超音波で霧状の微粒子を放出し加湿します。水を温めてから霧吹きでミストを出すイメージ。

  • メリット:水を沸騰させるので衛生的。加湿力が高い。
  • デメリット:超音波式と同じく水の粒が大きいため、家具などが濡れやすい

 

 

加湿器のケア

週1のお手入れ

タンクの中は給水の際に少量の水を入れて振り洗いをし、1週間に一度はスポンジなどで洗いましょう。使わない時はタンクの水は捨て乾かしておくと清潔です。フィルターを使用する気化式やハイブリッド式は1週間に一度は水洗いをしゴミなどは取り除き乾かしておきましょう。

 

1か月に1回はしっかりお手入れ

1か月に1回は指定の洗剤など取扱説明書で確認し、清潔にしておきましょう。手入れをしないとカビが発生し過敏性肺炎などを引き起こす原因となります。

抗菌、除菌機能がついていたり、スチーム式のように衛生的と言われているタイプの加湿器でもそれぞれお手入れは必要です。

 

加湿

 

まとめ

エアコンを使う季節。部屋の湿度を保つためにも加湿器は有効的です。湿度を保つことで病気や肌トラブルなどを予防することができます。

加湿器の種類は4タイプ5種類。

加湿器を選ぶ基準

  • 加湿力
  • 構造(手入れのしやすさ)
  • 消費電力
  • 加湿範囲

分の住まいに合う性能、デザインで決めていくといいでしょうどのタイプでもお手入れは必要です。

室温を最適な湿度に保つために加湿器はエアコンとともに正しく使って寒い季節を快適に過ごしましょう。

 

 

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